eスポーツを体験して検証に参加するシニア

 対戦型コンピューターゲームのeスポーツをシニアが継続的に体験することで、加齢により心身機能が衰えるフレイルへの予防効果などがあるか検証する取り組みを、NTT東日本と仙台市、一般社団法人仙台eスポーツ協会、東北福祉大学が4月に共同でスタートさせた。フレイル予防や健康維持・増進への効果を証明することで、シニアのデジタル機器活用による生活の質向上を目指している。

 eスポーツは、コントローラーの操作で手先を動かし、戦略を練ることで脳が活性化するなどの効果があると言われている。検証は仙台市内在住の60歳代から90歳代の男女計19人が参加。同市内の老人福祉センターで9月までに7回集まり、ドライビングゲームやパズルゲーム、格闘ゲームを習得して実戦する。

 また、期間中に参加者の認知機能テストや片足立ち、歩行速度、握力の体力測定を3回にわたって行いデータを取得する。データは10~12月にかけて東北福祉大が分析するという。

 NTT東日本宮城事業部ビジネスイノベーション部の高橋由佳担当課長は「eスポーツは若者だけでなく高齢者にも広がっているが、健康維持にどのような効果があるか証明されていない部分が多い。しっかりデータを取り、フレイル予防などに良い効果が出ることを期待したい」と話している。【関根浩一】