「地下鉄の電車はどこから入れたのでしょうか。それを考え出すと一晩中寝られなくなる」――。漫才のネタで使われたフレーズですが、私は生け垣の土台などの擁壁にある水抜き穴がどうなっているのか気になって仕方ありません。
私は日曜大工が大好きで、日々創意工夫をしています。ちょっとした家なら建てられるぐらい自信があります。ただしセンスが全くないのです。道や駅構内を歩いていても、「ああ、この構造はこうなっているのか」「線路を止めている金具が新型になったなあ」などと造作物に目がいきます。
さて、話は戻りますが、水抜き穴の塩ビ管などのパイプは、差し込んでいるだけなら壁の中の土が管内に流れてしまいます。きっと水だけ流れて土は流れない工夫が施されているに違いない。そう考えた私はホームセンターの店員さんに聞いてみました。やはり、1個200~300円の専用フィルターがあることが分かりました。さらに詳しく調べると、壁内はパイプに土砂が流入しないように砕石層をつくっていますが、細かい土砂は流れ出す可能性があるため、パイプの砕石層接点部にフィルターを取り付けているようです。これでぐっすり眠れそうです。【し】