まもなく孫が誕生贈与の方法は?

 まもなく誕生する孫への贈与を考えています。教育資金の非課税贈与は3月で終了し、間に合いませんでした。今後、孫の将来に役立つ良い方法があれば教えてください。(60代、女性)

来年創設「こどもNISA」活用も

 お孫さんがまもなくご誕生とのこと、楽しみですね。

 ご指摘の通り、最大1500万円まで非課税となる教育資金の一括贈与制度は2026年3月末で終了しました。しかし、制度終了後も教育資金を支援する有効な手段はいくつかあります。

 実は、入学金や授業料など、その都度必要な分を直接支払う場合は、金額に関わらず原則として贈与税はかかりません。贈与者であるあなたも、まだ60代ですから、これから孫の成長に合わせて喜ばれる支援をするのもよいでしょう。

 次に暦年贈与の活用です。年間110万円までの基礎控除を利用し、毎年コツコツとお孫さん名義の口座へ資金を移す方法です。

 こちらも時間を味方につけ、早期から始めれば、大きな資産を非課税で次世代へ引き継げます。

 さらに、27年1月に創設予定のこどもNISA(仮称)の活用です。0歳から非課税で投資できる枠が年間60万円分、新設される見込みです。贈与した資金を運用しながら教育資金として育てる選択肢が広がります。

 暦年贈与の110万円の残りの110万円は、学資保険や定期預金などの守りの資産に振り分け、投資での変動に備えれば、安定感が増します。暦年贈与の際には、「いつ、誰に、いくら」贈与したのかわかるように贈与契約書を作成しましょう。

 また、贈与後の資金の管理は未成年者本人または親権者が行うことが必要です。ご家族でしっかり話し合って、孫の将来に役立つ贈与にしたいですね。
<たのシニア生活彩り俱楽部アドバイザー(ファイナンシャルプランナー)岡田 珠美>