きょうだい多く独身の伯父 今後は?
父は7人きょうだいの末っ子で、独身の兄(私の伯父)がいます。伯父は父を頼りにしていますが、父も高齢なため、実質的には私が対応をしています。今後どのような準備が必要でしょうか。(50代、男性)
任意後見や遺言書の準備が有効
高齢のお父様と、独身の伯父様を支えるあなたのご苦労は大変なものと思います。
きょうだいが多い家族構成では、将来の「介護」と「相続」の両面で、役割と権利が複雑にからみ合い、対策が遅れると取り返しがつかないことがあります。伯父様の老後を支え、死後のトラブルも未然に防ぐために、今できる対策を検討しましょう。
まず、伯父様の判断能力が低下した場合の備えとして、あなたが伯父様と「生前事務委任契約」と「任意後見契約」を結んでおくことが有効です。
伯父様の金銭管理が難しくなった場合も、誰が管理するかが明確になります。介護の費用も伯父様の財産から支出でき安心です。
あわせて、どのような医療や介護を望むかを聞き取り、書面に残しておくことで、いざという時にあなたの心理的負担を軽減します。
伯父様亡き後についても準備が必要です。伯父様に子どもがいない場合、お父様を含むきょうだいが相続人となります。
先に亡くなった他のきょうだいに子どもがいれば、代襲相続人として相続の権利を引き継ぐことになります。
このような相続人との遺産分割協議は、容易ではありません。あなたや、あなたのお父様にお世話になったことに報いる内容の「公正証書遺言」を伯父様に作成してもらうことが、最も有効な解決策になるでしょう。
たのシニアでは、任意後見や遺言についてのご相談も承っています。
<たのシニア生活彩り俱楽部アドバイザー(ファイナンシャルプランナー)岡田珠美>
