任意後見 ほとんど連絡なく不信感

 老後を頼める親族がいないので、紹介を受けた士業の方と3年前に任意後見契約を結びました。しかし契約後はほとんど連絡がなく、不信感を抱くようになっています。契約の解消はできますか。(70代、女性)

契約内容 確認今後の対応尋ねて

 任意後見契約は、将来判断能力が低下した際に備え、信頼できる人に財産管理や身上保護を託す制度です。そのため、受任者との信頼関係は何より重要です。現在のあなたのように、まだ任意後見が開始しておらず、家庭裁判所による任意後見監督人も選任されていないのであれば、いつでも公証人の認証を受けた書面により契約の解除は可能です。まずは契約内容を確認したうえで、受任者に現在の考えや今後の対応方針を尋ねてみましょう。

 具体的に確認するのは、任意後見契約と合わせて結ぶ見守り契約や財産管理委任契約などがどのようになっているかです。見守り契約では、面談や電話等での連絡の回数や、そのための費用が設定されることが多いです。

  日常生活でサポートが全く必要ないお元気な状態で任意後見契約した場合、サポートが必要になるまでの間については、具体的な業務がないため連絡が少ないといったこともあり得ます。

 それでも受任者には、あなたの健康状態や生活状況に変化がないかなどを確認する責任があります。受任者と話し合っても、信頼関係の回復が難しい場合は、契約解除や新たな受任者を探すことを検討してよいでしょう。

  任意後見契約は「結んだら終わり」ではなく、将来を安心して任せられる相手かどうかを継続的に見極めることが大切です。

 たのシニア生活彩り倶楽部では、おひとり様サポートのご相談も承っております。
<たのシニア生活彩り俱楽部アドバイザー(ファイナンシャルプランナー、CFP認定者)岡田珠美>