遠方の姉 こだわり強く聞かぬ助言
遠方で1人暮らしをしている姉がいます。高齢になってからは、何かとこだわりが強く、周囲の助言を聞きません。認知症も心配ですが、私も気軽に行くことができる状態ではなく、どうすればいいですか。(70代、女性)
地域の公的サービスの力借りて
離れて1人で暮らすお姉様をご心配されるお気持ち、お察しいたします。
高齢になりこだわりが強くなるのは、心身の変化に対する不安の裏返しのこともあります。まずはお姉様の「孤立」を防ぎ、遠隔で見守る態勢を整えましょう。
まずは、お姉様のお住まいの地域にある「地域包括支援センター」へご相談ください。
保健師や社会福祉士などの専門職が在籍しており、介護保険の申請や、認知症の初期相談、見守りサービスの紹介などを行ってくれます。家族の言うことは聞かなくても、専門家のアドバイスなら受け入れるケースも多々あります。
また、郵便局や電力会社、警備会社などが提供している「高齢者向け見守りサービス」などを利用する方法もあります。
もうひとつの懸念が、お姉様の判断能力の低下です。介護・医療関係の契約や金銭管理などが難しくなると、生活全般が行き詰まることになります。
あらかじめ、あなたと「任意後見契約」ができるといいですが、周囲の助言を聞かない現状では難しいかもしれません。お姉様の判断能力の低下が見られる場合は、家庭裁判所への法定後見などの申し立ても視野に入れて対策を考えましょう。
相談機関は遠方の親族からの相談にも柔軟に対応してくれます。決して一人で抱え込まず、地域の公的サービスや福祉の力を上手に借りて、遠距離からのサポート態勢を構築していきましょう。
<たのシニア生活彩り俱楽部アドバイザー(ファイナンシャルプランナー、CFP認定者)岡田珠美>
