2021年
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終活
生前贈与 終身保険の活用
終身保険を利用して子や孫に生前贈与すれば相続税の負担が軽減できると聞き、活用したいと思っています。将来の相続に備えて準備をしておきたいので、方法や注意点など教えてください。(70代、男性) 目的を生前贈与に絞って、終身保険を活用する二つの方法を解説します。一つ目は、契約者と死亡保険金受取人を子(孫)、被保険者をあなたとして保険に加入する方法です。子(孫)に贈与する保険料を年間110万円以内に設定すれば贈与税は課...
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お金のこと
認知症に備え家族信託で資産管理を
ちまたで信託という言葉を聞く機会が増えてきました。信託契約には2種類あります。財産管理をする受託者が信託業の免許を持つ金融機関などである場合は「商事信託」、家族など個人である場合は「民事信託」です。 70歳を迎えるあたりで、認知症に備えた資産管理について検討すると良いでしょう。認知症を発症してからでは手遅れになってしまいます。物事を正しく判断できる元気なうちに備えておきましょう。 全国銀行協...
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終活
定年退職後の保険の見直しは?
間もなく定年退職を迎えます。退職後も就業は継続しますが、減収となるうえ、子供も就職し自立したので、この機会に保険の見直しをしたいです。シニアの保険見直しのポイントを教えてください。(50代、男性) 保険の見直しは「死亡保険」と「医療・がん保険」に分けて行います。見直しの対象とすべきは、今後も保険料負担が継続する契約です。 まずは「死亡保険」から。掛け捨て保険そのものや、一つの契約の中にある掛け捨て...
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趣味・健康・生活
実践女子大と毎日新聞 日野市で高齢者向け健康増進講座
写真にまつわる思い出を語り合う参加者ら 実践女子大と毎日新聞社は14日、東京都日野市で第1回の高齢者向け健康増進講座「カルタと思い出ノートで花咲く思い出話」を開いた。67〜88歳の市民16人が参加し、認知症の非薬物療法、回想法をベースに毎日新聞が制作した「思い出ノート」を使う自分史の作り方を学んだり、実践女子大生が考案した「多世代交流カルタ」の使い方を教わったり...
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終活
保有資産の目減りが不安
保有資産の目減りに不安があります。このまま暮らすと貯金が底を突きそうです。国も資産運用を促していますが、投資信託などを購入したほうがよいのでしょうか。(女性、60代) 国が資産運用を促しているからといって、投資に不慣れな人が老後の必要資金を投じて、過度に成果を追求することは危険です。とはいえ、保有資産を取り崩すだけの生活を続けると、生命寿命より先に資産寿命が尽きてしまいます。 資産状況や家計によっ...
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お知らせ
ガソリンスタンドで脳ドック検診実証実験
脳梗塞(のうこうそく)などの病気の早期発見に役立つ脳ドックが身近な場所で受診できる日が来るかもしれない。出光興産(本社・東京都千代田区)と医療現場でのIT化を進めるスマートスキャン社(同中央区)は8日、静岡県島田市中河町の給油サービスステーション(SS)でMRI(磁気共鳴画像化装置)を搭載したトレーラーによる「移動式脳ドック検診サービス」の実証実験を始めた。SSでの検診サービスは全国で初めてという。 検診サービスは出光興産...
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お知らせ
台風シーズン 屋根修理詐欺に気をつけて
台風シーズンのこの時期になると、目立って増えてくるのが「屋根修理詐欺」。造成後50、60年を経過した家屋が多い地域では、高齢者の一人住まいも多くなっており、ご注意ください。 典型的な手口は、「たまたま近所で高所作業をしていたらお宅の屋根が見えたのだけど、この前の台風で被害を受けているようだ」と言って突然訪問してきます。「ちょうど長いハシゴがあるから無料で見てあげますよ」と屋...
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趣味・健康・生活
見落としがちな住まいの危険!? 冬場のヒートショックを防ぐには
冬場に暖かい居室から暖房のない脱衣室に行って、室温差に思わず震えてしまったことはありませんか? この急激な室温の差が、実はヒートショックを引き起こす原因になる恐れがあります。 暖かい居室から移動して寒い脱衣室で衣服を脱ぐと、寒さで血管が収縮し、血圧が上昇します。 その後に温かいお湯に入ると、血管が拡張し、血圧は急降下。 この急激な血圧の変動で心臓や血管の疾患が起こることをヒートシ...
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終活
民法改正 持ち家の注意点
相続に関する民法の規定が大きく変わるといわれています。夫婦で購入した持ち家がある場合、相続時に気を付けることを教えてください。(女性、70代) 民法改正により配偶者居住権、配偶者短期居住権という権利が創設されました(2020年4月1日施行)。相続開始の時、夫と同居していた配偶者は最低でも6カ月間、無償で自宅に住み続けられます。また、遺言などにより配偶者居住権を取得すれば、生涯自宅に無償で住み続けることができます...
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終活
最後は戸建て派 マンション派?
90代の母親と築40年近くの一戸建てに同居しています。母親は今の自宅をついの住みかにしたいと言いますが、私は体の衰えを考えて、自宅を売却し賃貸マンションに移ることを考えています。(女性、70代) 丁寧に理由を説明して 住居や相続については、家族でよく話し合うことが大切です。とはいえ、家族だからこそお互いの気持ちを思って切り出せないことが多いものです。今回のケースでは、まず思い切って自分の気持ちをお...
