2023年
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終活
高齢者施設入所も事前の準備が大切
施設への入所 子に迷惑かけずに 現在、夫から相続した自宅に1人で暮らしています。遠方に住む娘に迷惑をかけたくないので、いずれは高齢者施設に入ろうと思っています。施設の費用は自宅を売却して充てるつもりです。(70代、女性) 身元保証サービスの契約で安心 自宅で1人暮らし、あるいは、夫婦二人で暮らしているという高齢者がとても増えていて、頼れる家族や親族が近くにいない、迷惑をかけたくないと...
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終活
母が脳出血で入院 先に心配ばかり
80代の母親が突然、脳出血になり入院しました。入院に必要な手続きやこれからの費用などを考えると、心配ばかりが先に立ちます。ひとまず頭の中を整理したいです。(60代、男性) 介護も含め、病院で助言求めて お母様の急なご入院で治療の経過や治療費などの心配ごとが多いかと思います。現在、70歳以上の方の入院理由で男女ともに脳血管疾患が上位を占めています。他にも、がんや骨折などの理由がありますが、脳血管疾患...
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終活
持て余している山林を処分したい
親から相続した山林を持て余しています。同様に、処分に困っていた友人が先日、立ち話で「山林を自治体が無償で引き取ってくれる」と喜んでいました。そんなことって実際、ありますか?(70代、男性) 「国庫帰属」煩雑でも他に道少なく 2024年4月に相続登記が義務化されることが周知されてきたため、山林や雑種地といった、あまり意識せずに相続した土地の処分に関する相談が増えています。土地が属する自治体であれば寄...
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お金のこと
ドル建て保険とは
ドル建て保険は、円建ての保険と比較して保険料が安く、貯蓄性も高い点が最大のメリットです。また、貯蓄性の高い保険を契約していれば、ドルで資産を保有している状態となり、資産分散の効果もあります。万が一、日本円の価値が下がった時でも資産全体の目減りを防ぐことができます。 一方、ドル建て保険は、多くの商品がドルベースで元本保証されているものの、円に換算した時の元本保証がない点がデメリットです。また、保険料支払いの際は円からドルへ、...
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終活
確定拠出年金 税制改正が心配
定年退職を数年後に控えています。個人型確定拠出年金を一時金として受け取りたいのですが、税制改正が頻繁にあるので税金のことが心配です。注意すべきことを教えてください。(50代、男性) 退職金の控除枠 動向に注視を 個人型確定拠出年金は、毎年の所得控除の対象になりますので所得税の節税メリットが大きい半面、60歳以降に受け取る際に、退職金との兼ね合いで注意すべき点があります。 退職金には分...
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終活
原野商法 負の遺産を処分したい
亡き父が原野商法で買ってしまった土地を相続しました。固定資産税はかかっていないものの、負の遺産を処分したいと思うのですが、子供が相続放棄をすればよいですか。(70代、男性) 2次被害注意 「国庫帰属」考えて 原野商法は「将来、必ず値上がりする」とうその勧誘をし、価値のない山林や原野を売りつける悪徳商法で、1970~90年代に被害が多発しました。ところが、最近、原野商法の被害者やその相続人を狙った2...
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終活
施設入所 子に面倒をかけずに
夫を早くに亡くし、子供には老後の面倒をかけたくないと思っています。高齢者施設などへの入所をぼんやり考えていますが、どんな手続きを踏めば入所できるのかが分かりません。(70代、女性) 先見据え、なるべく親子で選んで 老後の暮らしをご自身で考え始めたんですね。お子様に負担をかけたくないという気持ちは分かりますが、その後のサポートのこともあるので施設選びはなるべく親子で協力して取り組みましょう。 ...
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終活
孫へ残す財産を少しでも多く
少しでも多くの財産を、障害がある高校生の孫に残したいと思っています。生前贈与も考えましたが、贈与の手続きを面倒に感じて二の足を踏んでいます。良い方法があれば教えてください。(70代、男性) 生前贈与 保険会社のプラン活用 あなたとお孫さんとの間で贈与の都度、贈与契約書を作成することを面倒に感じておられるのでしょう。贈与の手続きは簡単に済ませたいし、贈与税の基礎控除110万円も活用したいと考えている...
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終活
墓の跡継ぎに息子が難色
一人息子に墓を継いでほしいが、嫌と言われた。理由は自宅から墓まで、車で1時間ほどかかるため。月2回お参りする私をみて敬遠しているふしもある。墓じまいはしたくないが、どうすればいいか。(80代、女性) 負担軽減、親子でじっくり相談を 市営の霊園で、大きくて立派なんですね。苦労して手に入れたお墓を手放したくない気持ちはよく理解できます。しかし、あなたの跡を継いで墓守をするのは息子さんです。息子さんの意...
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終活
外貨建て保険に加入して後悔
数年前につきあいのある銀行から外貨建ての保険を勧められ、安易な気持ちで契約しましたが、外貨になじみもない上、年齢的にも保険の必要性もないのにと、今ではとても後悔しています。(60代、男性) 仕組み複雑、慎重に見直して 保険契約を検討するのに際して重要なことは「加入の目的」、つまり「何のために保険に加入するのか」を整理することで、目的とは例えば、万が一の際の補償、相続税の節税や納税資金、または資産運...
